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派遣に関するQ&A

正社員と違って、派遣社員として働くことに不安を感じている方も多いでしょう。ここで、人材派遣に関する疑問をQ&A方式でお答えしますので、ご活用ください。

登録にあたって

派遣会社を選ぶ時のポイントは?

あなたのライフスタイルや仕事に関する考え方にあうかどうかということが重要ですので、どのポイントに注目するかはあなた次第です。目安として、以下に登録前の2つのSTEPを挙げてみましたので、じっくり判断し登録しましょう。

【STEP1:情報収集をしましょう!】

派遣会社の特徴 (会社概要) を収集し、しっかり検討してみましょう。

取り扱う業務の種類は?/会社の規模は?/給与の水準は?/労働時間、休日は?/社会保険の有無は?/各種手当は?/スクール、講習会などの教育制度は?/保養所などの福利厚生は?...など

※派遣会社には、「派遣社員として働きたい」と希望する者を登録しておき、依頼があると、その期間だけ登録者を雇い上げたうえで派遣をする『一般労働者派遣事業 (労働大臣の許可制) 』と、設計やコンピュータ関係などの技術者が多く、自社の正社員だけを派遣する『特定労働者派遣事業 (労働大臣への届出制) 』があります。ほとんどの方は、前者の一般労働者派遣事業の派遣会社を選ぶ場合が多いでしょう。いずれを選択するにしても、労働大臣の許可を受けていない、届出を提出していない派遣会社を利用するようなことがあってはなりません。あらかじめ許可あるいは届出を確認するようにしましょう。

当サイトへ参加されている派遣会社におきましては、掲載前に労働者派遣業許認可番号を確認しております。その点においてはご安心ください。

【STEP2:派遣会社の雰囲気をつかもう!】

メールや電話での問い合わせだけでなく、登録説明会などに積極的参加してみましょう。

問い合わせてから仕事までどのくらいの時間がかかるの?
どうしてもすぐに仕事をしたい!という場合、即登録、翌日から仕事というパターンもあり所要時間約1時間で可能なこともあります。

逆に、じっくり希望の仕事を選びたい!とか1ケ月後に派遣を始めたい!など比較的時間に余裕のある人もいるでしょう。個人差はありますが、問い合わせをして、予約し登録、事前の研修を受け、仕事の指示や打ち合わせを経て仕事まで約3日~1週間以上となる場合があります。この場合それに費やす時間は約10時間くらいでしょう。
複数の派遣会社に同時に登録してもイイの?
複数の派遣会社に登録することは可能です。

派遣先が決定して、初めて派遣会社と雇用関係を結ぶ事になるので、登録しただけでは雇用について責任も義務もありません。複数の派遣会社に登録する事で、仕事のチャンスは広がります。ただし、多ければ良いという問題でもないので、自分の希望する職種や条件に合った派遣会社を選んで登録しましょう。
在職中でも派遣会社に登録できるの?
登録するだけなら可能です。
ただし、この場合、派遣先が決定しても働く事はできませんので、現在の職場を退職する必要があります。
新卒でも派遣社員になれるの?
実務経験が少ないため、受け入れてくれる派遣会社は少ないようですが、全く無いわけではないので、事前に問い合わせてみましょう。その場合、登録後、派遣会社の研修を受けることをオススメします。
何はともあれ、派遣会社にどう問い合わせると良いの?

【問い合わせのポイント】

(1)名前、派遣登録の希望を告げ、登録条件について説明をしてもらいましょう。

(2)必要と感じたら、資料請求、または、登録説明会の有無を尋ねましょう。

(3)条件に合わなかったり、質問に対して納得のいく回答が得られないなら、『登録は見合わせます。』とハッキリと断りましょう。

【即答チェック項目】

・年齢、住所、連絡先の電話番号/・過去の職歴、離職してからのブランク/

・操作できるOA機器/・希望職種、希望の仕事内容/・いつから働けるのか/

・どういう経路でその派遣会社を知ったか...など

仕事をするにあたって

「就業条件明示書」ってなに?
派遣会社とどういう内容で働くかを約束する、トラブルを防ぐ意味でも大事な書類です。

内容は、「就業場所」「業務内容」「指揮命令者の氏名」「就業時間」「時給」「休日」「休憩時間」「残業の有無とその時間、残業時の時給」などが主なもの。これらの条件を事前に聞いて仕事を受けるかどうか決めます。この書類は、派遣会社の事務処理の都合などで、仕事が始まってから郵送されてくる事が多いので、できるだけ早めに送ってもらえるよう請求しましょう。
仕事の紹介を断っても大丈夫?
希望した条件と合わない場合は断る事ができ、次の仕事の紹介もしてもらえるので心配はいりません。

ただし、些細なことで何度も断っていると、派遣会社も仕事を紹介しにくくなるので、自分の希望を再度見直してみる必要があるでしょう。
条件とは違う仕事だったときはどうすればイイの?
すぐに派遣会社のコーディネーターに相談しましょう。

自分で派遣先と掛け合う必要はありません。派遣会社が派遣先と話し合い、契約通りの業務内容に改善してもらうのが一般的ですが、無理な場合は、改めて条件に合う別な会社を紹介してもらえるので安心して冷静に対処しましょう。
契約途中だけど、仕事を辞めたい場合はどうすればイイの?
なにはともあれ、派遣先より、派遣企業に相談しましょう。

病気で入院などやむを得ない事情があったり、業務内容が契約条件と異なる場合は契約を解約することができますが、自分の都合で勝手に辞めるのはトラブルの元でもあるので、派遣企業にきちんと相談し、退職までを調整してもらいましょう。
同じ派遣先でずっと仕事ができるの?
派遣期間には制限があります。
法律で、派遣先では、同じ部署での派遣契約期間は、1年、もしくは3年までと定められています。
(※詳しくは、『改正法の施行による「人材派遣」の活用性』の【派遣期間の制限】を参照ください。)

また派遣会社との雇用契約は、原則として1年以内という決まりもある。派遣先との契約が3年だとしても、派遣会社との契約は1年ごとに更新となる。だたし、特別な手続きは必要ない。

金銭関係、保証、休暇について

給与から引かれる税金ってなに?
所得税が引かれます。年末調整(確定申告)は忘れずに行いましょう。
通勤交通費はもらえるの?
もらえない事もあります。派遣会社に登録する際や仕事の契約を結ぶ際にチェックしましょう。

もらえる場合、「交通費が時給に含まれる」「賃金と別に実費で支給」「賃金と別で支給されるが、上限がある」「派遣先との契約内容による」などというパターンがある。本来非課税の交通費でも、時給に含まれる場合は税金の対象となるので、要注意。
残業代はもらえるの?
残業手当は、もらえます。
残業の時給計算については、事前に確認しておきましょう。

もし、「残業は一切なし」の契約にも関わらず、残業を命じられた場合は、派遣会社に連絡し、契約通りにしてもらえるようにお願いしましょう。残業を引き受けた場合でも、必要なら派遣会社に増員や仕事のシステムの見直しなど申し出ましょう。
賃金をあげて欲しい場合、どうすれば良いの?
雇用契約を結んでるのは、派遣会社なので、派遣会社のコーディネーターに交渉しましょう。

ただし、派遣前に賃金的なことも了解しているはずですから、契約後に内容を変更するのは、よほどの理由がない限り難しいと思われます。

やり方として、登録時や仕事の契約をする時に、欲しい時給を若干高めに言って交渉するとか、長期で働いている場合は、仕事の途中で覚えたスキルを派遣会社にアピールしたり、契約にない仕事を要求される事も出てくるでしょうから、そういった事を含めて交渉するのも1つの手でしょう。
派遣先が倒産したら、賃金の支払いはどうなるの?
雇用契約を結んでるのは、派遣会社なので、派遣先が倒産しても派遣会社には支払い義務があり、賃金は支払われます。

派遣先が倒産したら、派遣会社に早急に報告しましょう。契約期間中の賃金の支払い手続きや新しい派遣先の確保など対応してくれるハズです。
社会保険は加入できるの?

条件を満たしていれば、当然加入でき、社会保険料は、派遣会社と折半で支払うシステムになっています。

■条件1:契約が期間限定ではないこと。

3ケ月ごとに派遣先を変わっている場合でも、継続して働いていれば、同じように権利は発生します。

■条件2:労働日数(時間)が同じ仕事をしている正社員の4分の3以上であること。

※保険加入を拒否されたり、「○年働かないと加入できません」などと言われたら、きちんと話し合って解決しましょう。話し合ったにも関わらず、手続きをしてくれなかったり、時給を下げられるなどした場合は、その派遣会社を管轄する『社会保険事務所』に相談し、指導してもらおう。

雇用保険に加入できるの?
派遣会社に反復継続的に1年以上雇用されれば、雇用保険に加入でき、退職した日からさかのぼって、6ケ月以上加入していれば、失業手当給付金を支給してもらえる。1ケ月程度の短期の仕事であっても、数日おいて繰り返し働いていれば可能である。

ただし、1週間の労働時間が20時間以上である必要がある。なお、自分の都合で退職した場合は、3ケ月経たないと支給されない。
有給休暇は取れるの?
派遣会社に、6ケ月間以上継続して仕事をし、契約日数の8割以上出勤していれば、有給休暇はとれます。

有給休暇は、派遣会社からもらうものですから、数カ月ごとに派遣先を変わっていても継続して6ケ月以上仕事をしていれば取れるし、契約前後に多少のブランクがあっても全体的にみて、継続されていれば可能です。

ただし、派遣会社や派遣先の両方に数日前に事前に届けを出すなど、取り方に注意しましょう。
生理休暇は取れるの?
取ることは可能だが、給料はカットされる場合がほとんどである。

その際、生理休暇を請求する相手は、派遣会社ではなく、派遣先の方です。女性の方で、生理の時に体調が悪くなる人は、生理休暇が取れる会社かどうか、事前に派遣会社に確認しておくべきでしょう。